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知っておこう!奨学金あれこれ ~その3~
あなたの力になる奨学金のすべて

How Much?地方自治体の奨学金

“地方自治体”が行なう奨学金

地方自治体の奨学金とは、一部の都道府県や、市町村が、その地域の住民に対して独自に設けている奨学金制度で、大学生などに貸与や給付を行なっています。それぞれの自治体で定められた条件や店員があるため、内容は異なりますが、特徴として募集人員が若干名というものが多く、金額もほとんどが月額10000~50000円となっているようです。

しかしながら、この地方自治体の奨学金制度は、みなさんのお住まいの都道府県や市町村に必ず存在するものではありません。むしろ、奨学金制度のない自治体のほうが多いのが現状です。審査基準も様々ですが、店員数が少ないことからも、成績が優秀なほうが有利といえるでしょう。

案内は、市役所や役場が発行している公報などに、募集の案内が掲載されていることが多くありますが、お住まいの市役所や教育委員会などに直接問い合わせをしてみるといいでしょう。

How Much?民間の奨学金

“民間企業”が行なう奨学金

公的な機関ではない“民間”でも奨学金制度を設けている会社や団体があるのをご存知ですか。1社を例に挙げると、民間の奨学金制度として有名なのがコカ・コーラの奨学金制度です。コカ・コーラでは次世代の中堅となるべき人材を育成するという社会貢献を目的に、毎年全国の大学生に奨学金を給付しています。

これら民間の奨学金制度の多くは高校や大学などを通じて募集が行われます。返済義務もない場合が多くいため大変人気ですが、一般的に民間の奨学金は、採用枠が極少ないのが特徴です。

また、民間の団体として、あしなが育英会の奨学金が有名です。こちらは、交通事故で保護者を亡くした学生や、病気や自殺などによる死亡で保護者を亡くした学生に向けたもので、保護者を亡くすという経済的困難な事情でも、頑張って勉学に励んでいる学生を応援するための奨学金です。毎年春と秋に街頭で募金活動をしてた際の募金や寄付で集めたお金を奨学金として貸与しています。

How Much?新聞奨学金

“新聞社”が行なう奨学金

「新聞奨学金」という言葉を聞いたことのある方も多いかと思いますが、これは、新聞配達をしながら大学・短大・専門学校へ通い、新聞社から奨学金と給料を得て、経済的に支援してもらう制度です。新聞社は民間企業ですので、民間の奨学金制度の一つともいえます。

毎月7~8万円を返還義務のない「給付」という形で受けられます。新聞奨学金では、この奨学金とは別に給料が支給されるのが大きな特徴と言えます。そうすると、毎月8~14万円が手に渡り、加えて年2回ボーナスも支給されます。

奨学金としては、毎月8万円、4年間総額で約384万円ということになります。給料も含めた場合、毎月10万円で計算しても、ボーナスも合わせると4年間総額では約600万円です。さらには、多くの場合、下宿代は無料、食事も無料となっています。新聞配達という労働の対価ではありますが、学生一人当たりに1000万円近くを投資してくれるのですから、経済状況の苦しい学生にとっては、非常にありがたい制度といえるでしょう。

但し、生半可な気持ちでは継続困難なので安易な申込はお勧めしません。しかし、4年間継続することは精神的にも肉体的にもたくましく成長することができ、また社会人として有望な人材になることでしょう。進学して勉学に励む強い意思を継続できる自信のある方は、経済的な理由で進学をあきらめることなく、このような制度を活用してみてはいかがでしょうか。

How Much?大学・短大・専門学校の奨学金

大学の奨学金

各大学には成績優秀者を対象とした給付奨学金や、経済的事情により学費を支払うのが困難な学生を対象とした貸与奨学金があります。国公立大学の中でも、独自の奨学金制度を持つ大学もあるようです。私立大学においては、歴史のある伝統校などは、一つの大学に数十もの奨学金制度がある場合見られます。ただ、利用を検討されている方は、独自の奨学金制度を持たない大学もありますので、事前に確認が必要です。共通的に見受けられる点として、奨学金の給付・貸与期間が1年間であるという点です。1年後に成績が優秀であれば、次年度も延長というようなシステムをとっている学校が多いようです。大学生は学業が本業であることから、成績があまりにも悪いようだと、奨学金が打ち切られるという当然の処置でもありますので、奨学金を借りるからにはしっかりと勉強をがんばってほしいと思います。

短大の奨学金

短期大学も4年制大学と同様に、独自の奨学金を設けているところが多くあります。2年間とはいえ、やはり経済的な負担は、保護者にとっては決して軽いものではありませんので、詳しくは大学へ問い合わせてみてください。ただし、やはり4年制大学同様1年間限定というものが多くなっています。もちろん、継続して奨学金を得ることは可能ですが、成績が重視されることは言うまでもありません。女子大などの4年制大学と併設されている短大は、その4年制大学と同じ内容の奨学金制度があることが多いようです。

専門学校の奨学金

近年、専門学校への進学者は増加しています。授業内容や資格取得に積極的な専門学校が多くあり、受け入れる専門学校側も、多様な奨学金制度を用意している傾向がみられます。専門学校の奨学金制度で多くみられるのが、ランク付けによる給付・免除額の差をつけていることです。入試や学内の成績次第で、A~Eのランクに分けられ、Aならば入学金から1年間の授業料までが免除され、Eならば入学金のみ免除といった具合に、免除や給付を行なっているようです。また、美容の学校や、柔道整復士の学校などでは、アルバイトを紹介してくれる学校もあり、金銭面での支援体制を整えている学校もありますので、入学前の学校選びや比較の項目として覚えておくといいかもしれません。

日本学生支援機構の
奨学金とその他の奨学金

奨学金といえば、最も有名なのが日本学生支援機構の奨学金です。
平成21年は利用者が約110万人でしたが、令和元年の利用者は約130万人でこの10年間で約20万人も増加したことになります。
日本学生支援機構の奨学金には、金利負担のない第一種奨学金と、金利負担のある第二種奨学金の2種類があります。
日本学生支援機構の他にも、都道府県や市町村が行っている奨学金制度や新聞配達をすることで支給される奨学金もあります。学校独自の奨学金も多数ありますので、これらの奨学金制度を活用して自分を磨きましょう。

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